こんにちは。
この投稿をお読みいただきありがとうございます。
あなたは罪悪感を感じますか?
 どんな時に罪悪感を感じますか?
罪悪感とは、自分が悪い、自分を責めたり、負い目を感じてしまう事です。
Weblio https://www.weblio.jp/content/%E7%BD%AA%E6%82%AA%E6%84%9F
私も罪悪感にとても悩まされていた事があります。ですが、その時はそれが罪悪感という事を気づきもしませんでした。昔は今ほど情報を手に入れられなかったので、私のような悩みを持っている人が他にいるとは思いませんでした。
ですが、そんな事はなかったんですね。今でもたくさんの人が自身の心の事、内側の事に悩んでいます。
この投稿は、過去に悩んでいた私がどのように罪悪感を解消したかをご紹介します。
参考になったら嬉しいです。
罪悪感を感じるのはどんな時

あなたが、罪悪感を感じる時はどのようなときでしょうか。
例えば、
自分の為に好きなものを買う(お金を使う)時
 仕事を休む時
 幸せを感じる時
 仕事でミスをした時
などでしょうか。
なぜでしょうか。こんな事を思っていませんか?
・贅沢をしてはいけない。
 ・仕事を休むと迷惑をかけてしまう。
 ・私だけ幸せになってはいけない。
 ・ミスをしたら迷惑をかけてしまう。
なんとなく、後ろめたい気持ちになってしまいます。
ですが、これには理由があるんです。
なぜ罪悪感を感じるか

私達は子供の頃からいろいろな経験をして大人になります。
 経験をする過程で、人間関係や社会のルールを学び、社会の規律を守るよう学習しています。
あまり意識していませんが子供の頃から、社会の規律に適応しようと行動します。本当は心の中では納得していない事も、社会に適合するために合わせています。
そのため、自分の気持ちを抑える事を無意識にしています。
社会の中で、人と違う行動をしたり、ルールを間違えると罪悪感を感じるのは、
集団から外れることをすると、排除されるという危機感を本能的に感じているからです。
周りに合わせなくてはいけない。という気持ちが、無意識にあるので実際に、周りと違う事をしようとする時に後ろめたさがでてきます。
余談ですが、
いまだに、自分はなにをやったらいいかわからないという人も多いですが、
 これも我慢を重ねてきてしまい、本人も無意識に自分の気持ちを心の奥底にしまい込んでいる状態と考えられます。
真面目な人や自分に厳しい人が罪悪感を感じやすいのは、子供のころから、自分の気持ちを表現できないような厳しい教育があったからかもしれません。
罪悪感を持つと人を許せなくなる

 先にあげた罪悪感ですが、あなたはどれか該当しましたか。どんな罪悪感を感じましたか。
私はこの様な罪悪感を持っていました。
お金を使う事
  →贅沢をしてはいけない。
会社を休む事
 →会社を休むと迷惑をかけてしまう。
幸せになる事
 →私だけ幸せになってはいけない。
ミスをする事
 →ミスをしたら迷惑をかけてしまう。
 あなたはいかがでしょうか。
 当たり前に感じる人もいると思います。ですが、この罪悪感を持ち続けると、人に寛容になれなくなります。
 会話の中で、
 ネガティブな感情がでてくる事があります。
 例えば、お友達の贅沢な暮らしっぷりを聞いて、「自慢なの?」心がザワザワしたり、
 仕事を休むと、「こんな忙しい時に仕事を休んで旅行に行くなんて、常識では考えられない!」と自分の中の常識を基準にしたり、
 幸せな人をみるとなんかザワザワする・・・。心の中では、「人の幸せを許せない!!妬ましい!!」
 
と思ったりします。

それはなぜかというと、
いつも自分の中で無意識にいろんな事を我慢しているので、自由にしている人に対して、苛立たしく思えてしまい寛容になれなくなるんです。
 自分が罪悪感を感じている事を人に対しても同じように思うからなんです。
 罪悪感を持ちながらも人に対して怒りが込みあがるので、人間関係が辛くなってしまうんですね。
 本当は、自分自身も自由にすれば良いのに、自分に厳しくしてきた結果、そんな感情が出てきてしまうんです。
そこに気づいていない人がほとんどで、自分の憤りを正当化してしまうのです。
 罪悪感は協調性を大事にするという意味では良い部分もありますが、自分を責めてしまうので心を苦しくしてしまうんですね。
育ってきた時代背景も影響している
 罪悪感の感じ方は人それぞれです。
 この章は、昭和世代の私の個人的な見解です。ご興味がない方は次に進んでくださいね。
 私の世代、昭和生まれ世代は親の世代の影響を強く受けています。
 私達の親の世代は、戦時中でしたので、その影響を受けています。
 私達親が子供の頃は、ご飯が毎日食べられない、生きるか死ぬかの時代だったそうで、
 私の母も父も、家族のために奉公にでて、働いてきた人なんですね。
 親に甘えたり、わがままををいう事は、家庭によっては許されない時代だったんですね。
 本人たち(私の親)は、生きるために周りの人から、お米など食材を分けてもらったりして持ちつ持たれつ、生きてきたんですね。
 そのためには社会、コミュニティでうまくやっていく事が、生活を守ることだったんだと想像します。

その時代に、頑張って働いて生きてきた親ですから、子供の私達には厳しく、和を重んじ、人に迷惑はかけないよう教育したんだろうと思います。
 そう考えると、その世代の親から教育を受けた私達が罪悪感を感じるのも無理もない事だと思います。
昔はどの家庭も似たり寄ったりでしたが、今は、時代が豊かになったことで、いろいろな情報が入ってきたり、見えるようになりました。
そのため、自由に楽しんでいる人や、豊かな生活をしている風な人が、目についてまうんです。
罪悪感を消す方法

 罪悪感は人に寛容になれないとお伝えしました。
やっぱり、罪悪感はない方がいいですよね。
見方を変えると、
 自分に罪悪感がなければ、人に対して責めたくなる気持ちがなくなるのです。
 
 自分自身が自由に楽しんでいれば、人がハッピーでいる事も喜べるのです。
 私達はもっと自由な心でいていいし、好きに行動していいはずなのです。
 ですが、いままでそうして来なかったために、「わかりました」と頭ではわかっても
 なかなかすぐに行動にできないかもしれません。
 今までの価値観はそう簡単には変えられませんが、
 意識を持つことで罪悪感を少しずつ消して事ができます。
 
 それは、あなたが罪悪感を感じる瞬間を観察する事です。
 何に対して罪悪感を感じるのか、
 というのかを一つ一つ確認します。
 私は幸せになってはいけない。
 …と思っている。
贅沢してはいけない
 …と思っている。
楽しんではいけない
 …と思っている。
など、その瞬間瞬間を認識します。
自分を許すことで罪悪感は消えていく

 観察するとおそらく同じパターンや状況で罪悪感が出てきます。
 日頃、実際に同じような罪悪感がでてきた時がチャンスです。
 その時に、罪悪感を感じている自分に「私は◯◯していいんだよ」と自分自身に許可を出します。
 言葉にだして言うのが効果的ですが、心で思うのも良いです。実際には、なかなかそう思えないのに、許可を出すという行動に違和感があります。
 自分の思考癖との戦いがあるため、この期間が辛く大変です。笑
 自分の思考の癖との戦いを続け、「私は〇〇してOKだ」 と

 言い聞かせる作業を繰り返すと、頻繁に出てくる罪悪感は少しずつ強さが弱まってきます。
 弱まってくる感じが少しでもあれば、この方法は成功です。
習慣化させる
 許可を出す事が慣れてきたら習慣化します。
 はじめはなかなか定着しません。笑
 なぜなら今までそんな事してこなかったからです。

でも大丈夫です。始めは手間であっても、一連の流れに入れてしまえば、次第に馴染んで、手間とも思わなくなります。
 続けると、いままでの罪悪感が小さくなっていくのを感じ、同じ状況が起きても、今までのような後ろめたさを感じません。
なぜなら、前もって心の準備ができているからです。
 心が辛いのは、いつも不意打ちにその状況がやってくるので、余計に罪悪感に苛まれる感じがするのです。
前もって、自分のパターンを理解し心の準備をしておけばよいのです。
次第に、人を責めたくなる気持ち、許せない気持ちがなくなっていく事を感じるでしょう。
 
まとめ
以上が私が実践し罪悪感からの苦しみを解消した方法です。
 罪悪感は考え方の癖です。
 今までの価値観から、出来ているものなので手放しましょう。
 そのためには、自分で自分の心を観察し、何に対して、後ろめたさを感じるのかを確認する作業が必要です。
 そしてその瞬間に自分に許可を出し続けます。
間違いも、なにが間違っているのかがわかっていない事には、なおす事ができないのと同じです。
自分の持っている傾向を理解するという事からのスタートです。
 今まで持っていた常識をひっくり返し、「私は〇〇してOK!」作業を繰り返しすることで、

 これまで感じていた違和感が馴染んできて、少しずつなくなっていきます。
罪悪感を感じる頻度も少なくなり人に対してもやさしい気持ちになるのです。
これまでの人間関係の悩みが良い意味で変わるんです。
私の場合は、人と接する事を避けていました。人と会っても仲良しの友達と1対1。それでも良いのですが、心が軽くなったのか、グループででも出かけられるようになりました。あまり人と会わない人だったのに、すごい変わり様ですよね。笑
無理している、というわけではないんです。新しい人とコミュニケーションをとるのも良いかな。くらいに思えるようになったんです。
たまにでてくる罪悪感もありますが、その度に、許可を出しを繰り返しています。
完全になくなる事はないと思いますが、以前よりも人生がラクになりました。

是非、あなたも試してくださいね。
ここまでお読みいただき、ありがとうございました。
罪悪感について、やさしく説明している本があるのでご紹介します。
 心理カウンセラー根本裕之さん著書、「いつも自分のせいにする罪悪感がすーっと消えてなくなる本」です。
 根本裕之さんは、たくさんの書籍うぃ出されていて、YouTubeでも発信もされています。
この本では、罪悪感という感情の正体や、解決するためのアドバイスを、わかりやすく教えてくれています。よければ参考になさってみてくださいね。
心理カウンセラー根本裕之さん著書
 「いつも自分のせいにする罪悪感がすーっと消えてなくなる本」
 
  
 